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自動車整備工場のホームページ集客の粗利ってどれくらい?
HPの効果を把握するための指標となる数値と改善方法3-4
自動車整備工場のHPの単価設定
単価を下げないとホームページで集客できない?
「HPで集客するには粗利を削って単価を下げないといけないのかなぁ?」ホームページをこれから開設しようとされている自動車整備工場に
よく質問される内容です。
結論から言うと、
無理に単価を引き下げなくてもHP集客は可能だと考えています。
インターネットで集客するいうことは、
コバックさんやオートバックスさんなどの格安車検に競り勝つために
価格競争をする必要がある、と考えられる整備工場さまが多いようです。
しかし、弊社がこれまで運営をしてきた140社の整備工場さまに対して
「コバックさんより低い料金を掲載しましょう」とご提案したことは一度もありません。
以下で、実際にHPから集客されている弊社クライアント様の
「車検1台あたりの粗利」の平均値をご紹介していきます。
車検の粗利は軽自動車で32,000円~40,000円
弊社のクライアント整備工場さまのデータによると、車検1台あたりの粗利は軽自動車で32,000円~40,000円となっています。
また、板金・修理の場合は1台あたり40,000円~50,000円という平均額が出ました。
上記の金額を見て
「ほんとにそんなに利益を出せるのか?」という
疑問を持たれる方も多いかと思います。
初めてHPのご相談をいただいた整備工場さまの中には
近隣の車検単価も考慮して、「軽自動車で粗利が1台あたり28,000円~30,000円くらいが妥当」であり、
それに合わせて単価も低く設定しないといけないのでは?とお考えになる方もおられるようです。
では、なぜ弊社のクライアントさまは
単価を下げずに上記の粗利金額を確保できたのか?ということについて
次でご紹介していこうと思います。
なぜ車検1台あたりの粗利「軽自動車で32,000円~40,000円」が実現できるのか?
弊社のクライアント整備工場さまが軽自動車の車検で1台あたり粗利32,000円~40,000円を実現できている理由について
・ネットで整備工場さまを探しているのは低年式の車を持つユーザーが多い
・低年式車なので、追加工賃が発生して単価が上がる
という事が考えられます。
実際に弊社で現在管理している500社の整備工場さまが受けた
車検の見積もり・問合せ内容を分析したデータを見てみると
インターネットで実際に整備工場さまを探しているユーザーの多くは
購入から7年、9年、11年といった低年式のクルマを持つユーザーということがわかりました。
年式が古いクルマなので、
交換部品が多くなる可能性がある = 費用がかかる、ということを
ある程度覚悟しているユーザーが多く存在すると考えられます。
また、同じデータを見る限り、問合せの時点でブレーキパッドやタイミングベルトなどの
交換を含めた費用の見積もりを依頼するユーザーも実際に少なくはありませんでした。
交換部品がほとんど出ない新車の車検であれば
粗利は28,000~30,000円くらいになるかと思いますが
ネットの場合は上記の理由から最終的な粗利が軽自動車で32,000~40,000くらいに
なっているとのではないかと考えています。
軽自動車で車検1台あたり粗利32,000円~40,000円を達成する単価設定は?
追加工賃が発生することを予め加味した上で弊社がお勧めする車検の設定単価は
車検総額 5万円弱 です。
内訳にすると、
・法定費用 → 29,670円
・基本料金&代行料 → 20,000円
以上で5万円弱になります。
次に、粗利を計算してみます。
・基本料金&代行料 → 20,000円
プラス
・部品交換による追加工賃 → 12,000~20,000円
となりますので、
追加工賃が12,000~20,000円ほど発生すれば
車検1台あたりの粗利「32,000円~40,000円」が達成できます。
上記のような粗利計算になりますので、ユーザーからの印象も考慮して
車検総額を5万円弱(49,800円など)に設定すれば、単価を無理に下げることなく
粗利を確保することが可能になります。
上記はあくまで参考価格の一例になりますが、
ホームページでの単価設定にお悩みの整備工さまは
ぜひ参考にして頂ければと思います。
